佐賀県高校演劇コンクール!

というわけで、高校演劇コンクール佐賀県大会へ行ってきました!

せっかくですから各校の上演作品について感想でも書いてみます。
個人的な感想として書きますので何か不都合がある場合はGotoへ連絡くださいな。

さて高校演劇。いままで縁がなかったこの世界に2日間張り付きでした。
期待半分、不安半分で見に行きました。

唐津西高校:パーフェクトエリア
顧問のいやどみ☆こ~せい先生による創作脚本でした。
学校の合併によりひとつになったゲンカイニシ高校とミナミオオシマ高校。
当然演劇部も一つとなり新歓公演へ向けての脚本選びを始めるが…
最初はばらばらだった二つの演劇部が一つになっていく過程に、病気で手術を控えた演劇部員の女の子のエピソードを絡めた心温まる物語でした。
そうそう。脚本選びって大変だよなーと思って観てました。
手術へ向けて不安を抱えた女の子のシーンはちょっと狙いすぎな感もありましたがジーンと来るものがありました。
上手に部室のセット、下手に病院のベッドを配置してあったのですが、上手演技中に下手の準備がまる見えなので演技に集中できないのが残念でしたね。
場面切り替えに工夫が欲しかったですね。あとは役者の顔が見えやすい机とベッドの配置にできればよかったなーと思いました。
役者さんの顔が見えにくいところがあってもったいなかったかなーと。
手術へ向かうため女の子が病室から居なくなって、男子部員が手術室へ向かって行くって言う設定は脚本読んでない人にはわからなかったんではなかろうか。
ラストは新歓公演と病院のシーンを一緒に見せて、”一つになった演劇部全員”で終わってもよかった気がする。

佐賀清和高等学校:あたしを花火に連れて行って
石山浩一郎作
花火見物に行った二人の少女。そこに現われる一方の少女の幼馴染。
3人の女の子が砂浜で繰り広げるテンポのよいお芝居でした。元気いっぱいで見てて気持ちよかったです。
ただこの季節に浴衣ってのは見てて寒そうでした。(実際ホールは寒かった)
しかもそのうち1人は破れた浴衣を繕うシーンのために浴衣を脱いで水着姿になるシーンもあるし。
感情の流れがもう少し作りこめればさらに良くなると感じました。
ラストについては正直なとこよくわからなかったです。
打ち上げ花火の正体は実はミサイルで少女達を直撃?
近未来の戦争を暗示してるのかもしれないけれどちょっとつながらない感じがしました。

佐賀東高校:古往今来守者選択 ~正義と悪のMAX Heart~
Yo-Yo-串 創作/佐賀東高校編集
悪人銀太を追う主人公大雅とヒカル。過去へとつながる扉の向こうへ消えた銀太は過去に遡ってヒカルを狙う。
後を追う大雅は果たしてヒカルを守れるのか?
アクションを盛り込んだ見ごたえある芝居でした。
残念な点は作り込みが間に合ってないことですね。個人的には一番面白くなる可能性を持った作品だと思いました。
正直なとこ脚本の整理もできてないし大道具が未だつくりかけでダンボールそのままだったりして突込みどころ満載なのですが、自分達はこんな芝居やりたいんだ!って言う意気込みが凄く伝わってくる作品でした。
リハーサルで10分オーバーってのはすごい。やる気溢れすぎだよ。
佐賀東の皆さん。いや、劇団PeterPanの皆さん。完成させてもう一度上演したりしません?見てみたいなー、完全版で。

この作品は結構気に入っててプロットレベルでこう変更したら面白くなるんじゃないかなーとか色々考えてしまいました。ついつい習性で。
脚本家のYo-Yo-串さんは主役の大串さんなのだろうか?
ご縁があればプロット変更案のメモでもをお渡ししたいところだ。

佐賀女子高等学校:花いちもんめ
宮元研作
ある夏の日。遍路姿の1人の女。彼女の語る過去は満州時代に遡る悲しい物語。
全編1人の独白で語られる一人芝居です。
すごいなー。よくこんだけ台詞覚えるよなー。
その努力とやる気に降参です。
残念なのは女優さんの若さが隠せなかった点ですね。
戦争体験者のもつ重みみたいなのが今ひとつだせなかったのはそのせいが大きいと感じました。
それにしても1人であの時間演じつづけるってすごいなぁ…

伊万里高等学校:アンシツ
野口夏菜 創作
家出をして廃校のアンシツへやってきた二人の高校生。
だれもいないはずのその場所には何と先客がいた。
中高生の不安が随所にちりばめられよく出来た脚本でした。
ラストあたりの台詞がまとめすぎだった気もするけど今考えるとそれもよい気がして来た。
役者さんのトラブルで一週間前にキャスト変更になったと聞きましたが、それを感じさせない出来でした。
代役の方お疲れ様でした。とても初めてには見えませんでしたよ。
これを機会に役者に目覚めたりして。
相沢圭役の低い声がかっこよかったですね。

武雄高等学校:mislead
アイコ 創作
エイコはマナとユズルにとってちょっとうざい存在。2人にまとわりついてくるエイコを避けようとする二人。
そしてとうとうある日、マナはエイコに酷いことを口走ってしまう。その場を飛び出したエイコは…
イジメを題材とした高校生らしい脚本という感じでしたが、ちょっと重かったかな。
教室の場面だけなんだけどセットはもう少し工夫ができたかも。
ラストの部分になんだか消化不良な感じが残ってしまうのが残念。
そういえば僕が8月にやった芝居も同じような意図的なミスリードを使ったラストでした。
意図的なミスリードってうまく決まればいいけどなかなか難しいんですよね。なんか後だしジャンケンみたいになりがちなんで。

佐賀清和高等学校:楽屋のハナ子さん
石山浩一郎作
舞台当日の楽屋。集合時間前の楽屋で1人鏡を覗く女優。
そしてそこに現われたのはなんと幽霊のハナ子さんだった!
この芝居はとてもよく練習されていましたね。最初から最後まで安心して観ていられる舞台でした。
ハナ子さんの歌う「東京ブギウギ」も楽しく、とても面白かった。
大道具はしっかり作ってありましたね。ほんとにきちんと楽屋でしたよ。すばらしい。
残念なのはちょっと練習しすぎなのか、台詞が流暢すぎたこと。
悪く言えば台詞が流れている感じですかね。
観客の心に届く台詞って難しいですね。

鳥栖商業高等学校:ただいま
松本千明 創作
友達ふたりで過ごす日曜日。宿題を自分でやろうとしない友人に苛立ってるところに急に従姉が訪ねてくる。
大人びた中学生の従姉と話をするうちにだんだん少女たちの持つ家庭の事情が垣間見えてくる…
脚本を読んだときは何気ない会話が多くてどんなふうになるんだろうと思っていたけど、実際の芝居ではとても自然で面白い会話に仕上がってました。
大胆な間の取り方がとてもよくて、キャラクターの心の動きがすごく伝わりました。
間とテンポってほんとに大事です。
親に反抗してる瑞樹が素直になっていく過程がいいですね。
ちょっと動きすぎという意見もありましたが、小道具を使っての遊びなんか面白かったです。

瑞樹役の役者さんの台詞にとても表情があって台詞が耳に残る。
この点は楽屋のハナ子さんとは対照的でした。

どこの学校もがんばって作品を仕上げてきてました。
全作品とても楽しめましたよ。
みなさんこれからもがんばってくださいね。

関係者の皆様お世話になりました。
劇団のチラシを配らせてもらって大喜びのGotoです。
みなさん観に来てくださいね!
ご予約はGotoまで!
PXX04664@nifty.com
よろしくおねがいしまーす。
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by kerohiko | 2005-11-21 02:10


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