人気ブログランキング | 話題のタグを見る

加奈子と仲間たち(感想)

さてさて感想など。
最初にハクジョウします。
演目たくさんでとても全部は書けません。ごめんなさい。

第1部
オ-プニングは照明の高田さん演出の作品Deja Vu
幻想的なスモークの中、ゆっくり姿が浮かびあがる…
きらめくムービングの中、ゆっくりと流れる空気・人影…
いや~きれいでした~

続いてはWATARU Sax&Piano
哀愁漂うSAXに静かなピアノが寄り添うようにして流れる。
WATARU氏は加奈子さんの甥っ子さんなんですね。
ア-ティストとしての生き方
人としての生き様
そんなことを彼女から学んだという言葉が心に染みました。

Depth of the woman
蠢く光の輪・黒衣の人影・そして…
実は今回の作品で一番のお気に入りです。
選曲・衣装・振り付け 全部ど真ん中でした。
かっこよかったぁ~!

最早この辺りでおなかいっぱいです。
まだ3っつ目なのに…

第2部
Pandra's Box
単調なピアノの調べ
スポットには人影と黒い箱
開けてはいけない
でも開けてみたい
手を伸ばしては翻る姿が非常に印象的
ためらい・戸惑い・躊躇が繰り返される
そして開いた箱からはかすかな光…
光の先には何が見えたのだろう?

お金はどこ?
いきなりベートーベンの運命で盛大に始まった!
タイトルの通り、探しまくりつつ、やがて曲は調子はずれのリズムが
入ると忍ワールド全開です。
どこだ・どこだ・どこだ!
上着みズポンも投げ捨てて、全ての音とともに突然糸が切れる。
そのあとおもむろに流れるのはポブマーリーですか!
しかもThree little birdsってステキすぎ!そりゃあIt's OKですよね。

そして第3部
演目は今回のタイトルでもあるNext Wind
舞台の幕が開き、照明が入る。
そこには在りし日の加奈子の姿が…

実はこの作品、加奈子先生の映像をミックスしたものなんですね。
練習で見たときには映像なかったので、会場で見て驚きました。
映像の続くその先で本幕が開くと、そこには黒衣の女たち。
厳かに踊る人々はそのとき何を思っているのだろう。
三つのグループがシンクロし、離れ、空気を作っていく。
倒れては立ち上がり、倒れては立ち上がり…舞台から居なくなる人々。
暗転後、両手に炎を持った女がゆっくり現れる。
そしてそれを追う男の手には、青い炎。
じりじりと追われ、捕らわれる女…

そしてラスト
舞台上の炎はひとつに燃え盛り、そして静かに明かりはフェイドアウト…
暗転の中、加奈子への想いが切々と流れ幕が下りる…

ここからカーテンコールなんですが、これがほんとにすてきでした。
その場に居なかった人に伝えるのは無理っていうくらいステキです。
(というわけで文章にするのはあきらめます。)

Next Windはきっとそこに吹いている

皆様ほんとにステキな舞台をありがとう…
by kerohiko | 2008-12-10 18:46 | 舞台


<< その隙間 その3 加奈子と仲間たち(当日) >>